※ルーフェリ
ルートは今とてつもなく困っていた。
原因は目の前の部屋に居る筈の恋人で、何が困るかというと話もしてくれないことが、だった。ルートは朝起きると走りに行くのが習慣なのだがどうやらそれが恋人の機嫌を損ねる要因となったらしい。・・のだが、結局わかっているのはそこまでで、何故走りに行っただけでここまで臍を曲げられてしまったのかが理解できなかった。
「おい・・フェリシアーノ、いい加減ドア開けろ」
不毛なことは百も承知で、何度叩いたかわからないドアをまたノックする。が、やはりフェリシアーノは何も反応しない。こうしていては日が暮れてしまう。ルートは最終手段を使うことにした。
問題のフェリシアーノはというと、
・・・ノックの音が聞こえない・・し、ルートの足音が遠ざかってく・・俺なんてやっぱどうでもいいんだ・・・―なんてベッドの上で頭を抱えるようにして、縮こまっていた。フェリシアーノは別に怒っていたわけでは無かった。・・・いや、厳密に言うと多少怒ってはいたが、それでもその為だけに立てこもったわけじゃあ無い。握り締められ、皺のよったシーツから小さな声がこぼれる。
「・・・俺、絶対ルートの寝顔見ようと思ってたのに・・それに、」
と、後に続く言葉は発せられなかった。
桟を伝ってフェリシアーノの立てこもった部屋の窓にたどり着いた。のはいいのだが、カーテンがきっちり閉められていた。窓を叩こうにも、フェリシアーノがどこにいるかわからない。もし窓の近くに居たら、割れた時に怪我をしたら大変だ。どうしようかとルートが思いあぐねていた所を、隣人が通りかかった。
「・・・貴様は何をしているのだ」
「あ、丁度いい、お前ピッキングできるか?」
会話になっとらんこの愚か者めが!とかなんとか言っている隣人を半ば無理やり引き上げる。隣人はストイックそうな性格に見えて何かと危ないことが好きなのだ。例えば銃を作るとか武器を作るとか。因みにこの隣人の田舎にはあの『口笛は何故ー』な少女は実在しない。
牛乳をこよなく愛す隣人にヘアピンを手渡してからわずか3秒、あっけなく窓の鍵が開いた。ヘアピンを投げよこしながら飛び降りた隣人に礼を言う。
「もう2度と無いからな・・今回は特別だ!」
牛乳を買いに出ただけなのに・・とかなんとか続く言葉を華麗に無視して、ひらりと隣人に手を振ってから、ルートは部屋に侵入して行った。
特には驚かなかった。彼ならなんとしてでも入ってくるだろうと思っていたし、実際入ってきた。ただし、隣の部屋とこの部屋とで共有している屋根裏を伝ってくると思っていたが。
「・・・ルート」
「フェリシアーノ。怒っているなら本当にすまない。・・が、理由がわからないことにはまた同じことをしてしまうだろう。だから何故怒っているのか教えてくれないか」
ルートの諭すような口調は嫌いじゃなかった。言葉と同調するかのように穏やかな表情をしたルートを見るうちに、言葉が口からあふれていた。
「・・朝、ね、起きたら・・兄ちゃんと居るときみたいに、ぼんやり・・2人で2度寝したりとか、まだ出たくないねって言い合ったりとか・・したかった・・でも、でもルートは起きたら居なくなっちゃってて。窓の外見たら、髪の長い女の子と喋ってた・・やっぱりルートは・・俺なんかじゃ駄目なんだって思って。俺なんかよりも・・・ずっとあってる人が居るんだって・・・・そしたら、なんか悲しくなってきて・・だから」
「もういい、わかった、もう言わなくていい」
自分より1回り大きいルートの腕に抱きしめられ、いつの間にか涙が零れた。寂しかったんだな・・と、上から降ってきた呟きにやんわりと首肯する。
ルートが居なくて、寂しかった。視界のどこを見ても居なくて、あわてて探すと綺麗な女の子と喋っていて。朝1番にルートの顔を見るのは俺なんだ、そう思っていたのに、先に見たのはその女の子。それが悔しくて悔しくて仕方なかった。
―・・ああ、そうか。俺、あの子に嫉妬したんだ。
「明日からはちゃんと居るから」
そういわれた言葉に顔を上げる。
「・・ほんと?」
「ああ、本当だ。約束しよう」
ずっとそばに居る。
言葉と一緒に降ってきたキスに、さっきまで泣いていたのが嘘みたいに、フェリシアーノは綺麗に笑った。
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なんてgdgd・・・!!!!
ほんっとすみません何だこれ。←
綺麗にまとめられませんてゆか隣人はバッシュさんですどこが隣なもんかこんにゃろ。
しかもバッシュさんが牛乳好きかなんて知らねえ^p^p^p^←
てゆか短。((
やまなし
おちなし
いみなしの化身的乱文(と言うのに相応しい物体)最後まで読んでくれた貴方に咲嶺から拍手と愛をプレゼンt←
要らねえよ
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